ホームヘルパー応募から採用まで

筆記試験について

希望する事業所へ履歴書を送付すると、試験や面接のステップに進みます。
筆記試験では、一般常識やホームヘルパー研修で習ったような、基本的な福祉の知識が出題されます。
研修の時に使ったテキストを、再度読み直して、弱点を克服しておくと良いでしょう。

面接試験について

採用の成否の鍵を握るのが、この面接試験です。
「どうして、ホームヘルパーになりたいのか?」「どんな姿勢で、業務を行おうと思うか」など、 主に考え方やモチベーションに関する質問があります。
また、面接時間中の表情、話し方、態度なども見られるので、細心の注意をしてください。
ホームヘルパーとして働きたいと思っている人は、高い志を持った人が多いので、 あなたの福祉や介護に対する思いいれや夢を正直に語ると良いでしょう。

求められている人材像

介護事業者は、ホームヘルパーに対して、具体的な介護技術以外にも、求めている資質があります。
それは、介護という現場で働く者に必要な使命感やモラルであるのですが、相手のことをよく理解する能力が、一番求められているのです。

●観察力
利用者は、大抵の場合は高齢者の方になります。高齢者の方は、健康状態が不安定で、日々状態が変化します。
その変化を、ホームヘルパーが見逃すことなく、観察する能力が求められます

●聞く能力
利用者を理解するためには、「聞き上手」になる必要があります。
利用者が普段口にする言葉の中に、不満や不安、要望が入っていることもしばしばです。
そうしたメッセージを、いかに上手く受け止めるか。その能力が問われます。
ホームヘルパーは、介護技術はもちろんのこと、コミュニケーション能力や、相手を思いやる優しさなども、 重要な資質として必要とされているのです。

●責任感
訪問時間に遅れたり、コミュニケーションを怠って、単なる業務として利用者に接したりする行為は、「無責任感」の表れといえるでしょう。
利用者にとっては、ホームヘルパーという存在は、非常に頼もしく、親しみのある存在なのです。
責任感があるかないか、面接時にはそうした素養までチェックされます。

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