介護予防について
介護予防とは?
介護保険制度改定の中で、新しい手法として「予防重視型システムの確立」というものがあります。
これは、できる限り要支援・要介護状態にならない、あるいは、重度化しないよう「介護予防」を重視したシステムの確立を目指しています。
つまり、「介護予防」という考え方です。
ホームヘルパーの仕事とは、利用者の自立を支援する立場にありますので、この介護予防の考え方は、実は職場では日常的に、
意識しないレベルで行われている場合があります。
では、この介護予防とは、具体的にどんな仕事をさすのでしょうか?
厚生労働省が示しているものとしては、
●筋力低下を予防するためのトレーニング
●生活習慣病などを予防するための栄養指導
●咀嚼力の向上や、誤嚥性肺炎の防止をめざすための口腔ケア
などがあげられています。
新予防給付として提供される介護予防サービスには、
「介護予防通所介護」
「介護予防通所リハビリテーション」
「介護予防訪問介護」
「介護予防福祉用具貸与」
など、15種類のサービス(介護予防ケアマネジメントを除く。)があります。
例えば、介護予防訪問介護では、「本人ができる部分はホームヘルパーが手伝いながら一緒に行ったり、 できる限り手を出さずに見守りに徹するようにする」ということが述べられています。