地域密着型サービスについて

介護保険制度の改正で、「地域密着型サービス」というものが登場します。
今まで、介護サービスを受けようと思っても、自分の住んでいる地域に介護施設などがなく、隣町まで行かなければならなかったというケースが、 ありました。

そうしたデメリットをカバーし、自分の住んでいる地域の中で、安心して暮らせる環境を整えるために儲けられたのが、「地域密着サービス」 というものです。

地域密着サービスには、以下の6種類があります。

小規模多機能型居宅住宅

通所介護を基本としながら、利用者の身体状況や本人の希望に応じて、宿泊してもらったりできます。
場合によって、利用者宅へも訪問するなど、状況に応じて柔軟な対応をするのが特徴です。

夜間対応型訪問介護

夜間に利用者宅を巡回したり、通報に応じて駆けつけて日常生活に必要な介護行います。夜間にトイレ介助が必要な人や、 徘徊が心配な人などが対象となります。

認知症対応型通所介護

認知症の利用者を対象としたデイサービスです。住み慣れた土地で、家庭的な雰囲気のなかで、 穏やかな時間を過ごしてもらうのを目的としています。

認知症対応型共同生活介護

現在もある、認知症対応型のグループホームです。認知症の利用者同士が、少人数で共同生活を送りながら、 日常生活の様々な介護やリハビリを目的としています。

地域密着型特定施設入所者生活介護

有料老人ホームなど、従来は「特定施設」とされていた施設のうち、入所定員が29人以下の施設が対象となります。入所者は、 日常生活上の介護を受けます。

地域密着型介護老人福祉施設

従来からある、特別養護老人ホームです。入所定員が29人以下という、小規模なものが対象となります。入居した人が、 日常生活上の介護を受けます。

上記6つの地域密着型サービスは、都道府県ではなく、市町村からの指定を受けます。
サービスを利用できる人は、原則としてその市町村に在住している人になります。

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